いびきの手術

いびきは軟口蓋や舌根が上気道を塞ぎ、呼吸時に塞がった部分が振動することによる音のとである。いびきの原因は一時的に起こるものとしては疲労やアルコールなどの影響によるものであるが、いびきが習慣化している場合は扁桃腺やのどの炎症による腫れや、またはアレルギー性の鼻炎やポリープ・蓄膿症等が原因と考えられる。しかし普段いびきをかかない人がアルコールを摂取しない状態で突然いびきをかきだした場合は、意識障害からくる脳血管障害の疑いがあり注意が必要だ。また習慣性のいびきの場合に無呼吸症候群と同様の上気道抵抗症候群という病態の可能性があり、心臓病が関係しているケースも考えられることから注意すべきである。いびきの治療としては適当な薬が存在しないため、確実に止める手段としては手術が主になる。いびきの手術はレーザー手術装置により、口蓋垂左右の粘膜にレーザーを照射して蒸散させて気道を広げる方法がとられる。これによりいびきの原因となる粘膜の震動を抑えいびき音を低減するという画期的な手術と言われる。いびき手術は耳鼻咽頭科のあるクリニックでは大体どこでも可能であり、手術費用も保険の適用範囲となるため、程度にもよるが簡単なものでは2~3万円で済むようである。この手術時間は局所麻酔を含めて約15分程度で終了し、出血もほとんどなく診療用の椅子に座ったまま行う簡単な手術であるようだ。ただし手術後の食事は手術当日はゼリーやヨーグルト等の柔らかい食品のみとされ、アルコールやタバコ及び唐辛子や炭酸飲料等の刺激物となる食物も手術後数日間は避けるべきである。いびき手術を行った人の体験談をインターネットで探してみると、ごく稀に手術後に痛みや炎症を伴う場合があるようだが、心配する必要は無く手術を行ったクリニックで痛み止めが処方され数日で収まるようだ。それらの人は自分でも驚くほどいびきが治まったという体験と、同様に疲労感や倦怠感も収まったという報告が多くなされているようだ。



Posted by 遮那王 at 08:02│Comments(0)日記
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